ウルシについて
同様に、海外ならではの小さな果実類をご紹介します。「ウルシ」などが名前に入っており、かぶれてしまいそうな感じの和名ですが、ウワウルシはクマのブドウという意味です。ウルシ科の仲間ではなく、ツツジ科ウラシマツツジ属の常緑低木で、クマコケモモといいます。原産地はヨーロッパで、北半球の北極圏までの比較的多湿の区域の藪や原野、高い地域に自生しています。ヒドロキノン類、タンニン類、芳香族配糖体、フラボノイド、アルブチン、エラグ酸などを含んでいます。最近注目のアルブチンを含んでいるので、美容にもいいのではないかと目されています。深緑色の光沢ある表面の葉に、椿のようによく映える、鈴状のピンク色の花が春にちらほらし、小さな果実が赤く熟すわけですが、ウワウルシは、メラニンを抑制するとされています。天然型フェノール性配糖体のアルブチンが、メラニンの生成を阻害するということがわかってきたのです。そのため、化粧品などによく配合されます。